
会場がざわざわする中、先ほど突き飛ばされた上司がマイクを拾って
「新郎くん、私たちは君たちの門出を祝うために集まったはずだ。
はっきり言いなさい。
今の女性が言っていたことは本当かね?」
新郎は真っ青になっていたが、
マイクを突き付けられて震えながら
「僕はあの人のことを知りません…僕が愛しているのは新婦だけです」
という趣旨のことをやっと言った。
新郎が新婦にべたぼれなのはみんな知ってたし、
なによりも
「この育ちのいいおぼっちゃんがそんなことをするわけがない」と
全員が思っていたので、この一言で疑いが晴れてお祝いムード再盛り上がり。
女性は錯乱していたので警察と救急車を呼んでお引き取りいただいた。
資産家の息子(新郎)に、
一方的に恋心を募らせたストーカーということで落着した。
453 :愛と死の名無しさん:2012/01/16(月) 11:45:26.47
数か月後、その女性から新郎が訴えられた。
女性は実際に妊娠をしていたようで
生まれた子供のDNA鑑定で証明するとまで言った。
新郎両親が怒って、そこまで言うなら鑑定をやってこいと
新郎を焚き付けたところ新郎が白状した。
曰く、女性はスナックの店員で、
酒の勢いでつい関係を持ちそのままずるずると続いていたが
結婚することになったので振った。
子供がいると言われたが嘘だと思ったし、
本当にいたとしても俺の子供とは限らない。
避妊はしてないが、俺の子供じゃないと思う。
だいたい、風俗女ごときが何回か肉体関係を持ったくらいでいい気になるなよ。
逆に「抱いてくれてありがとうございます」と言ってほしいくらいだ。
↑本当にこう言った。
新婦号泣。
そのまま実家に帰って弁護士を通じて離婚の申し立て。
新郎両親激怒。新郎をフルボッコにして、
・新婦と即座に離婚、相場以上の慰謝料。
・スナックの女性に相場以上の慰謝料と養育費。
↑全部を新郎の貯金から一括で支払わせた。
足りない分は「息子を育て損ねた親からのお詫び」という形で両親が出した。
そして全ての手続きが済んだのちに絶縁。
新郎は父親の経営する会社の役員をしていたが、
絶縁と同時に解雇されて家も追い出された。
なんでこんなに詳しいかというと、新郎は俺の弟だから。
たまに金の無心の電話がきていたが、
引越しと同時に電話番号を変えたのでそのあとは知らん。
母親大好きな年齢なのにここまで言うなんてよっぽどだよ 主に同情してる人、同情心は…